「ほぼ日」の約束三原則

1.できるだけ約束をする。
—-
約束というのは、サービスなりモノなりの「価値」を、
相手にプレゼントすることです。
「約束」とは、価値交換の遅延とも言えるのです。

出合ったら、交換をしましょう。
サービスでも、気持ちでも、モノでも、なんでもいい。
価値を交換しあうから、出合いがうれしいのです。
いつでも、なにか
そのときなりの約束をしましょう。
そうすると、たがいに出合ってよかったと
思えることでしょう。
約束があると、この次に会うこともたのしみになります。

「あの人は、いつもいいものをくれる人。
そして、いつもうれしそうになにかを受け取ってくれる人」

2.できる約束だけをして、守る。
—-
約束を守るということは、価値を偽らないということです。
価値を偽らないということが
くりかえされて、信用になります。

自分を大きく見せるために、
あるいはなにか目的があって、あるいは気が弱いせいで、
できない約束をしてしまうことを、人間はよくします。
できない約束をする人よりも、
できる約束をして、それをかならず守ってくれる人は、
だれからも信じられます。

「あの人は、かならず実行してくれる」

3.約束が守れなかったら全力で謝る。
—-
約束を守れなかったときには、
謝ること、償うことに全力を尽くします。
他のことは考えずに、それだけを一心にやります。
悪い例なら、いくらでもありますが、
そういう場合の、
よい例というのは、隠れていて見えにくいものです。
つまり見返りも見えないのが、謝罪だと言えましょう。

ついでに言うと、相手に謝らせるようなことがあった場合、
こちらにも大きな責任があります。

「がんばってください」


(付録)
なにか頼まれたことを、
引き受けるか断るかの基準は、
「その同じことが、
 こちらからぜひやりたいと頼めることか」を、
 1日置いて、考えるようにする。


(もうひとつ付録) 
約束というかたちで原則が語られる前に、
こういうものがありました。

東京糸井重里事務所の守ること   
1.お客さまが利益を得られるように、
  我々も利益を得よう。
  (顧客満足は、前提なのである)
2.我々だけが知っていることがある。
  これを憶えておこう。
  (基本的にビジネスは、売り手の先攻なのである)
3.わかっていること以上のことを、
  言わないようにしよう。
  (背伸びした仕事は、運転できないクルマと同じだ)
4.知らずにうそをついている場合があるので、
  気をつけよう。
  (形式や、常識、先例は、うその宝庫である)
5.問題は、対立的にでなく、協同的に、解決しよう。
  (どっちがどう得するとか損するとかではないはず)